プログラム
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理事長/次会長講演
11月30日(土)13:10-13:30 第1会場(本館メインホール)
座長:伊東 文生(聖マリアンナ医科大学)
日本消化器癌発生学会 理事長就任に際して
演者:三森 功士(九州大学病院別府病院外科)
会長講演
11月29日(金)13:10-13:30 第1会場(本館メインホール)
座長:島田 光生(徳島大学)
“前”前がん病変解明を消化器癌発生学会とともに
演者:牛島 俊和(星薬科大学)
特別講演(Special Lecture)
特別講演1
Alfred Cheng
11月29日(金)11:00-11:50 第1会場(本館メインホール)
Alfred Cheng先生は、肝がんにおけるゲノム・エピゲノム解析を進めてこられました。最近は、肝がん微小環境に存在する免疫細胞などを解析、HDAC8阻害がT細胞をリクルートしICI効果を高めること(Sci Transl Med, 2021)、PPARγ阻害がMDSCの増加を抑制すること(Gut, 2024)などを解明しておられます。
座長:折茂 彰(順天堂大学)
演者:Alfred Cheng(The Chinese University of Hong Kong, Hong Kong)
特別講演2
Parry Guilford
11月29日(金)13:40-14:30 第1会場(本館メインホール)
Parry Guilford先生は、遺伝性びまん性胃(HDGC)の原因がCDH1変異であることを発見(Nature, 1998)されました。その後、生物学的な解析を進めると同時に、臨床的マネージメントについても様々な専門家と協力し、ニュージーランドでのHDGCによる死亡ゼロを達成しました。
座長:小濱 和貴(京都大学)
演者:Parry Guilford(The University of Otago, New Zealand)
特別講演3
Patrick Tan
11月30日(土)11:00-11:50 第1会場(本館メインホール)
Patrick Tan先生は、胃がんにおけるFAT4変異の発見(Nat Genet, 2012)を皮切りに、肝吸虫胆管がんの変異の特徴の解明、腸上皮化生胃粘膜での変異やDNAメチル化異常の解明、胃がんにおけるエンハンサー異常の同定など、多くのゲノム・エピゲノム解析を進めておられます。
座長:落合 淳志(東京理科大学)
演者:Patrick Tan(Genome Institute of Singapore, Singapore)
大原毅賞受賞講演・田原榮一賞受賞講演
11月30日(土)13:40-14:30 第1会場(本館メインホール)
田原榮一賞受賞記念講演
座長:武藤 倫弘(京都府立医科大学)
消化器における炎症とがん・組織再生の研究
演者:谷口 浩二(北海道大学)
大原毅賞受賞記念講演
座長:上西 紀夫(一般財団法人多摩緑成会)
微量癌細胞研究を基軸とした消化管癌の集学的治療を目指して
演者:岩槻 政晃(熊本大学)
研究奨励賞発表
11月29日(金)14:40-15:40 第1会場(本館メインホール)
座長:金田 篤志(千葉大学)
野村 幸世(星薬科大学)
演者:臓器嗜好性に焦点をあてた食道癌血行性転移促進因子Double PHD Fingers 1の機能解析
篠塚 高宏(名古屋大学)
1分子イメージングによるoncogenic KRASのシグナル伝達機構と治療効果の定量解析
横井 亮磨(岐阜大学)
NPR1の胃癌における腫瘍学的機能と抗NPR1抗体による胃癌増殖抑制効果の検討
笹原 正寛(名古屋大学)
ICC肝切除患者のマクロファージと腫瘍細胞におけるSIRPαの発現意義
冨山 貴央(九州大学)
Lenvatinib耐性肝細胞癌微小環境におけるmiRNA-Nrf2シグナルを介した悪性度獲得と薬剤耐性獲得機序の解明
脇 悠平(徳島大学)
シンポジウム
シンポジウム1
Liquid Biopsyの近未来
11月29日(金)9:30-10:50 第1会場(本館メインホール)
【企画趣旨】
血中遊離DNAへの次世代シークエンスの導入により、がんの分子異常が低侵襲な検査で正確にわかるようになった。経時的なサンプリングが可能になったことにより、がん医療にどのようなインパクトがあるのか? 原発不明がん、早期がんなどへの応用はどこまできたのか? Liquid biopsyの最先端について議論する。
座長:吉野 孝之(国立がん研究センター東病院)
神田 光郎(名古屋大学)
演者:沖 英次(九州大学)
中村 能章(国立がん研究センター東病院)
Youg-Joon Kim(R&D,center, LepiDyne Inc, Seoul, Republic of Korea)
伊藤 雄貴(名古屋大学)
シンポジウム2
Microbiome 相関から因果・応用の時代へ
11月29日(金)9:30-10:50 第2会場(百年記念館2階C21/C22)
【企画趣旨】
腸内細菌叢を始めとするmicrobiomeは、相関解析の時代から、経時的・局所的解析や動物モデルの活用により、因果関係証明と予防・治療への応用の時代になりつつある。消化器がん発生と関わりの深いmicrobiomeについて、次代を切り拓く議論をする。
座長:馬場 秀夫 (化学及血清療法研究所)
谷内田 真一(大阪大学)
演者:馬場 祥史 (東京大学)
水谷 紗弥佳(東京科学大学)
庄司 広和 (国立がん研究センター中央病院)
吉田 岳市 (済生会和歌山病院)
シンポジウム3
AI画像診断 「ある」から「どんな」への深化
11月29日(金)14:30-15:50 第2会場(百年記念館2階C21/C22)
【企画趣旨】
人工知能(Artificial Intelligence; AI)は、内視鏡での「病変がある」の存在診断では臨床医を上回るところまできた。しかし、深達度や分化度の推定などの病態診断はどこまできたのだろうか? 従来見えなかった分子異常が見える日はくるのだろうか?「どんな」にも入って来たAI画像診断の深化について議論する。
座長:藤城 光弘(東京大学)
山田 真善(国立がん研究センター中央病院)
演者:山田 真善(国立がん研究センター中央病院)
樋口 和寿(日本医科大学)
一政 克朗(昭和大学横浜市北部病院)
阿部 智喜(神戸大学)
シンポジウム4
“前”前がん病変 病理形態学と分子生物学の融合からみる前がん性病変の理解
11月29日(金)15:50-17:10 第1会場(本館メインホール)
【企画趣旨】
慢性炎症などの発がん要因への曝露は、正常細胞にゲノム・エピゲノム異常の蓄積を誘発し、「“前”前がん状態」を作る。 “前”前がん病変の深い理解により、新たな発がんリスク予測法や予防戦略の構築がより現実的になると期待される。病理形態学と分子生物学の両面から “前”前がん病変について議論する。
座長:鈴木 拓 (札幌医科大学)
藤井 誠志(横浜市立大学)
演者:横山 顕礼(京都大学)
山田 晴美(星薬科大学)
北嶋 洋志(札幌医科大学)
金光 昌史(順天堂大学)
中川 拓也(千葉大学)
椙村 春彦(佐々木研究所附属杏雲堂病院)
シンポジウム5
ゲノム医療を占う
11月30日(土)9:30-10:50 第1会場(本館メインホール)
【企画趣旨】
近年のパネル検査により臨床レベルでもがんにおける突然変異の詳細が明らかになり、WGS(Whole Genome Sequencing)によりさらに詳細が解析されている。しかし、WGSは日本の消化器癌の医療を変えることができるのか? パネル検査でわかったこと、その有用性を高める研究、WGSの次など、について議論する。
座長:柴田 龍弘 (東京大学)
石川 俊平 (東京大学)
演者:角南 久仁子(国立がん研究センター中央病院)
柴田 龍弘 (東京大学)
石川 俊平 (東京大学)
岡部 篤史 (千葉大学)
シンポジウム6
新しい創薬技術
11月30日(土)14:40-16:00 第1会場(本館メインホール)
【企画趣旨】
ADC(Antibody-drug conjugate:抗体薬物複合体)・PROTAC (Proteolysis Targeting Chimera:標的タンパク質分解誘導化合物) ・核酸医薬など様々な新規創薬モダリティが開発・臨床導入されつつある。薬剤効果検証に重要なPDXなども含めて、創薬に必要な最新技術について議論する。
座長:松村 保広(国立がん研究センター)
沖 英次(九州大学)
演者:松村 保広(国立がん研究センター)
眞鍋 史乃(星薬科大学)
岡田 浩幸(第一三共株式会社)
安藤 幸滋(九州大学)
シンポジウム7
がん局所環境の治療戦略へのインパクト
11月30日(土)16:10-17:30 第1会場(本館メインホール)
【企画趣旨】
がん組織は、がん細胞のほか、線維芽細胞や免疫細胞など周囲環境(Tumor Microenvironment; TME)からなる。近年のシングルセル解析技術の進歩により、不均一で複雑な病態が解明され、治療標的として期待されている。本セッションでは、がん局所環境の治療戦略へのインパクトについて議論する。
座長:吉住 朋晴(九州大学)
石本 崇胤(がん研究会がん研究所)
演者:谷口 浩二(北海道大学)
伊藤 心二(九州大学)
Teo Xu Lian Eunice(Auristone Pte Ltd)
千場 隆(がん研究会がん研究所)
ワークショップ
ワークショップ1
【肝胆膵】
11月29日(金)16:00-17:20第2会場(百年記念館2階)C21/C22)
座長:杉町 圭史(九州がんセンター)
森根 裕二(徳島大学)
演者:TSODマウスの肝細胞腺腫はclear cell fociから発生する
常山 幸一(徳島大学)
肝芽腫細胞に重要なエピゲノム修飾遺伝子の同定
古金 遼也(千葉大学)
膵・胆管合流異常における胆道上皮PD-L1発現
寺奥 大貴(徳島大学)
ミトコンドリア代謝に着目した肝細胞癌のレンバチニブ耐性獲得機序の解明
赤岡 宗紀(東京慈恵会医科大学)
ジアシルグリセロールキナーゼζノックダウンによる樹状細胞の活性化を介した抗腫瘍効果
白川 智沙斗(北海道大学)
肝移植後の免疫抑制状態における肝癌再発機構の解明
池原 智彦(九州大学)
ワークショップ2
【下部消化管】
11月30日(土)9:30-10:50第2会場(百年記念館2階)C21/C22)
座長:杉本 起一(順天堂大学)
井本 逸勢(愛知県がんセンター)
演者:大腸の前がん状態をターゲットとしたin vitroスクリーニング系による予防薬の探索
宮本 真吾(京都府立医科大学)
反復採血により経時的な病勢評価を可能とする腫瘍マーカー産生小腸腺癌PDXモデルの作成
西岡 祐里(千葉大学)
Ki-67陽性の増殖胚中心を有する成熟三次リンパ様構造は進行大腸癌の良好な予後と高い腫瘍内免疫細胞浸潤と関連している
森 なつ実(群馬大学)
大腸癌マウスモデルを用いた三次リンパ様構造と血管内皮グリコカリックスの減少が与える腫瘍発育への影響
遠藤 真英(岐阜大学)
SOX11メチル化陽性大腸癌における臨床病理学的特徴
杉本 起一(順天堂大学)
SafeSEQ法による結腸直腸がんのMRDの検出
久松 雄一(九州大学)
ワークショップ3
【上部消化管】
11月30日(土)15:20-16:40第2会場(百年記念館2階)C21/C22)
座長:愛甲 丞 (東京大学)
八尾 隆史(順天堂大学)
演者:LINC02154は頭頚部扁平上皮癌の細胞周期遺伝子とミトコンドリア関連遺伝子を制御する
新沼 猛 (札幌医科大学)
メチル化合成致死:SMARCA1メチル化とピリミジン合成阻害
竹島 秀幸(星薬科大学)
腹膜播種進展における間葉系の特徴を有する中皮細胞の意義
米村 敦子(がん研究会がん研究所)
Orthotopicマウスモデルを用いた胃がん化学療法耐性のシングルセル解析
廣末 剛士(東京大学)
胃癌腹膜播種モデルマウスを用いた 211At標識抗FGFR4 抗体による放射線免疫療法の有効性
久下 恒明(日本医科大学)
胃がんオルガノイドを用いた多剤耐性関連分子の同定と機能解析
坂本 直也(国立がん研究センター)
ポスター発表
11月29日(金)17:30-18:30ポスター会場(百年記念館1階)
自由討論形式。参加者と活発な討論をお願いいたします。
ランチョンセミナー
ランチョンセミナー1
胃癌治療におけるニボルマブ最新Update
11月29日(金)12:00-13:00第2会場(百年記念館2階)C21/C22)
座長:稲木 紀幸(金沢大学)
演者:胃癌における複合がん免疫療法の意義 〜個別化医療に向けての課題〜
北野 滋久(がん研究会 有明病院)
バイオマーカーに基づいた進行胃癌に対する薬物療法 〜がん免疫療法は予後を変えたのか?〜
安藤 孝将(富山大学)
共催:ブリストル・マイヤーズ スクイブ株式会社/小野薬品工業株式会社
ランチョンセミナー2
免疫療法時代における肝癌治療戦略
― Multidisciplinary approachで目指す個別化医療 ―
STRIDEレジメンの登場で加わる新たな選択肢
11月29日(金)12:00-13:00 第3会場(百年記念館3階C31)
座長:島田 光生(徳島大学)
演者:川村 祐介(虎の門病院)
共催:アストラゼネカ株式会社
ランチョンセミナー3
ADC(Antibody-drug conjugate)と抗HER2治療の変革
11月30日(土)12:00-13:00第2会場(百年記念館2階)C21/C22)
座長:沖 英次(九州大学)
演者:土井 俊彦(国立がん研究センター東病院)
共催:第一三共株式会社
ランチョンセミナー4
上部消化管がんと腸内細菌 Fusobacterium nucleatum
11月30日(土)12:00-13:00 第3会場(百年記念館3階C31)
座長:掛地 吉弘(神戸大学)
演者:馬場 祥史(東京大学)
共催:ミヤリサン製薬株式会社
参加者全員懇親会
日時:2024年11月29日(金)18:30~(予定)
会場:百年記念館1階ポスター会場内
参加費:無料
会長おすすめの美味しいお飲み物とお料理をご用意いたします。
皆様の多数のご参加をお待ち申し上げております。